FEATURES

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今回の特集は、
「The Way You Make Me Feel In 2010」

最近のお気に入りトラック
Top 10 (January 2010)

01) Late of the Pier "Blueberry" (Phantasy Sound)

02) Jamaica "Gentleman" (Demo)

03) Crookers Feat. Miike Snow "Remedy" (Southern Fried Records)

04) Bobmo "Back From The Grave" (Institubes)

05) Boys Noize "Transmission(Club Mix)" (Boysnoize Records)

06) Galbitch "Luftwaffe" (Roc Trax)

07) Breakbot "Make You Mine" (Ed Banger Records)

08) Bazz "Lds" (Roc Trax)

09) Laidback Luke & Lee Mortimer "Blau!(Doorly Remix)'" (Fool's Gold Records)

10) Uffie "MCs Can Kiss" (Ed Banger Records)

時点: Tiga "Overtime(Brodinski A.K.A. Gucci Vump Remix)" (Turbo Recordings)

2010.01.15

  • GAN-BANが今、一番注目している音楽を特集する「FEATURES」コーナー!!
    今年はエレクトロ系のアーティスト達がプロデュースしたロックバンド達から新しい何かが示されて来ている。

    まずはGAN-BAN NIGHTでの初来日公演が間近に迫った
    DAS POPのライブ映像を観てほしい。SOULWAXがプロデュースした彼らのサウンドを生で体感できるチャンスなのでお見逃し無く!

    Erol AlkanがプロデュースするLate of the Pierの最新ダブルA面シングル「Blueberry/Best in the Class」はジャンルに捕われず様々な要素を素晴らしくポップに仕立てたロック・トラックだ。David Bowieのような少しサイケなスペース・ロックとも言えるが、同時に「今」を強く感じさせてくれるポップ・ソングだとも言えるはず。Erol AlkanはDJとして様々なジャンルの音楽を融合させてきただけあって、プロデューサーとしてもその曲の持つ個性を活かしつつ様々な要素を上手く一つのポップな曲にまとめることができるのだ。

    JusticeのXavierがデビュー・アルバムのプロデュースを担当しているJamaicaもまたLate of the Pierのように「今」を感じさせてくれる。彼らの新曲はインディー・ロック的なトラックにエレクトロ流のプロダクションを通じて音圧を加えたような、まるでPhoenixとJusticeの中間のような全く新しいロックだとも言える仕上がりだ。So Meがビデオ制作を担当している「I Think I Like U2」や、Xavierのプロデュースで全く新しく生まれ変わった最高なガレージロック・アンセム「By The Numbers」の他にもこのデビュー・アルバムには「Gentleman」のようなしっとりとしたバラードも収録予定だ。

    今年デビュー・アルバムのリリースが控えているCrookersはMiike Snowをフィーチャーして作り上げた歌入りのポップな傑作シングル「Remedy」を通して、彼らにとって全く新しい方向性を示した。エレクトロ、フィジェット・ハウス、テクノ、ヒップホップやダブステップを経由して作り上げたこの全く新しいポップな楽曲は、Cassiusのリミックス入りで2月22日に発売予定だ。

    もちろんMajor Lazerの「Pon De Floor」、Sidney Samsonの「Riverside」、Noob & Brodinskiの「Peanuts Club」、D.I.M. & Taiの「Lyposuct」、Erol Alkan & Boys Noizeの「Death Suite」、Siriusmoの「High Together」、Tony Lionniの「Found a Place」などといった2009年のクラブヒットを通過した新しい楽曲がクラブ向けの音楽としてだけでなく、ロックでもヒップホップでもポップの新しい楽曲として出て来るのも「アリ」だと思っている。今回チャートに入れた中にも既にそんな兆しを見せている曲がいくつかある。Boys Noizeの次のシングル「Transmission Remixes Pt.1」にMr.OizoやDjedjotronicのリミックスと一緒に収録される予定のBoys Noize本人によるClub Remixには、エスニックな要素としてボンゴなどが新たなブレイクに加えられているし、今度Fool's Goldからリリースされる予定のLaidback Luke & Lee Mortimerの「Blau!(Doorly Remix)」も良い意味でどこか「Peanuts Club」の延長のようにも聴こえてくる。

    Ed Banger Recordsからは、Breakbotのゆったりとしたディスコ・バラード系トラックの「Make You Mine」や、2月1日にZombie Disco SquadやStarkeyのリミックス入りでリリース予定のMr. OizoプロデュースのUffieの最新シングル「MCs Can Kiss」などいつも以上にポップな仕上りの楽曲のリリースが控えている。今回のニュー・スクール・ハウス的なリミキサー陣ももちろん素晴らしいがSebastiAnの新曲「Threnody」の様にミニマルな感じの新曲も新しいEd Banger Recordsの方向性を示しているようだ。また、オールドスクール・ハウス的な要素の強いBobmoの最新EPに収録の「Back From The Grave」やSurkinの最新EP、更には彼ら二人によるユニットHigh Powered Boysの「Song for Abel EP」等が2月にリリースが控えているInstitubesの今後の方向性にも同じく期待していたい。

    日本人アーティストの作品としては1月20日発売予定のDexpistols率いるRoc Trax Crewの最新2CDコンピ「Lesson .06 "Roc Trax Jam"」のリリースも色々と興味深い注目すべきリリースだと思っている。これは、Roc Trax Crewによる最新のオリジナル楽曲を収録したコンピCDと、その楽曲をメインにDexpistolsがミックスしたCDの2枚組でリリースされる予定だ。このFeaturesでもすでに紹介しているDexpistolsの「Bird of Paradise」や彼らの最新PVでもおなじみの「New Jack House Feat. Jon-E」、MyssがGan-Ban Nightで聴かせてくれた時からお気に入りの曲の一つだった「O.P.P.」など素晴らしい新曲がこの「Lesson 6」のコンピに収録される予定だ。
    その他にもRoc Traxの新しいメンバーBazzのBreakbotの新曲の雰囲気に近い「Lds」、M.S.K.の凄く良い感じのハウス・リバイバル的な「K-Jee」、Galbitchの「Luftwaffe」はVitalicとか少しダークだった頃のエレクトロクラッシュっぽさを感じさせてくれる等、是非注目してほしい楽曲が満載だ。ただ本当に注目すべきなのはこのコンピが示しているように、日本のアーティスト達も海外と同時期に同じ音楽を経由して素晴らしいオリジナル楽曲を作り出してきているという事だ。それに気付かされた時感じたのは嬉しさだけでなく、音そのものから感じ取れる今後の展開への可能性や期待でもあった。そんな意味でも、このように様々なスタイルと個性のあるメンバーを集めてリリースするDexpistolsとRoc Trax Crew達に期待していたい。

    以前Dexpistolsの二人が日本の若いアーティストをもっと紹介してメジャーにしたいと言っていたことをこの2CDコンピを聴いた時に思い出した。この作品には彼らのそんな気持ちが強く表れているのだ。そして、今、ぼくは新たな始まりをまた感じている。

    See You Soon & Keep Dancing!

    Alain Bosshart
    (Gan-Ban)

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